日別アーカイブ 2018年4月14日

著者:OFFICEK

翁長吾央先輩

  たった今、僕の高校、大学(僕は1年で中退)の先輩である翁長吾央さんの試合が始まったところです。

相手の地元、大阪で久高選手と日本スーパーフライ級タイトルマッチを争っています。

翁長吾央さんとの出会いは僕が小学6年生の頃、今から20年以上前に遡ります。

当時小学6年生だった僕は、父親に連れられて故・金城監督が指導するウィンナーボクシングジムに通い始めました。

当時のウィンナーボクシングジムは沖縄尚学高校のボクシング部ではなく、興南高校ボクシング部の時代でした。

ミドル級でインターハイ優勝したボンミーさん(上原さん)とウェルター級で選抜、インターハイ、国体の高校タイトルを総なめにした伊地知さんが3年生のタイミングでした。

ジムはとても活気があり、小学生ながらあまりの迫力に気圧されたのを覚えています。
その偉大な先輩が卒業して、入れ替えで入学してきたのが翁長吾央さんでした。

吾央さんの代から正式に、金城監督は沖縄尚学高校に移籍されています。

僕は中学一年生に上がった頃で、吾央さんが入寮した日もよく覚えています。
今振り返るととても貴重な思い出ですね。

翁長吾央さんはボクシングは未経験でしたが、柔道をやっていたと言っていましたね。体がしっかりしていました。

はじめはオーソドックスで鏡の前に立ってみたりサウスポースタイルで構えてみたりと色々試してみた結果、サウスポースタイルに決定し、その後の翁長吾央のボクシング人生がスタートしたわけです。

入学したての翁長さんは、一年上の根間さんに毎日スパーリングでやられていましたが、それは一年のキャリアの差があるので当たり前ですよね。

僕はその後、夏休みを境にウィンナーボクシングジムに通うのをやめ遊びに走ってしまいました。

そして1年が過ぎ2年が過ぎ僕も中学3年生になった頃でした。

風の噂で翁長吾央さんが全国大会で優勝したと聞きました。

吾央さんの快進撃は止まらずに、インターハイ、国体まで優勝し、世界大会でベスト8に入るほどの選手になっていたんです。

そして翁長さんは当時関東大学ボクシングリーグでは2部だった東洋大学へと進学し、1部へと押し上げたんです。もちろんリーグ戦なので一人の力ではありませんが、チームの大きな存在になった事は確かでしょう。

僕はフェザー級が主戦場でしたが、試合でもらったどのパンチよりもフライ級の吾央さんのパンチが強烈だったなぁ。
パンチが早くて見えない間にもらってるし、打ち返したらもうそこにいない。ヒットアンドアウェーのお手本と言えるボクシングスタイルでしたね。

本当にスタイリッシュなボクシングでした。

そんな吾央さんも卒業を控えた当初は東洋大学の職員として就職が決まっていたんですが、卒業間近になってやっぱりプロに行きたい!
と決意してプロボクサーの道へとシフトしたんですね。

自分の夢を追いかける、実にシンプルですがとても勇気のいる選択だと思います。

その後のプロボクサー翁長吾央としての活躍は知っての通りなので割愛します。
そしてこのブログを書いている最中に大阪で翁長吾央さんの試合を観戦している先輩から翁長吾央さんのタイトル奪取ならずの一報が入りました。

吾央さんは大学を途中で辞めて、金城監督も東洋大学も裏切った僕の事をいつも気にかけてくれる先輩です。
そんな吾央さんはプロのタイトルには縁がなかったですが、僕の中ではいつまでもヒーローなのは間違いありません。

いつも優しく、時に厳しく指導してくれてありがとうございます。
落ち着いたらゆっくり酒でも飲みましょう。

今日はゆっくり休んで下さい。
本当にお疲れ様でした。

比嘉大吾選手も体重オーバーで王者剥奪されてしまいました。

そしてもう一つショックなのが、僕の友人の第37代スーパーライト級チャンピオン、第36代東洋太平洋スーパーライト級チャンピオンの小原佳太選手がまさかのKO負けを喫し、WBOアジアパシフィックチャンピオンの座を失いました。

勝負の世界なので結果が全てです。

小原選手本人も言い訳は一切していないので本人もこの結果を受け入れているのでしょう。

彼は自分を客観的に見る事ができる人間なのでとても尊敬しています。

勝つ人がいれば必ず負ける人がいる。勝負の世界では当たり前中の当たり前の事ですが、苦しい減量に耐え、リングに上がり殴り合う。

この過酷さの中に美学があるんでしょうかボクシングというのは。

小原選手も翁長吾央さんもまだ試合が終わったばっかりなので今後の事は言及されていません。

そういえば小原選手も東洋大学ボクシング部出身なので翁長さんとは先輩後輩にあたりますね。

ちなみに、ロンドンオリンピックミドル級で金メダル、現WBA世界ミドル級チャンピオンの(2018年4/14現在)村田諒太選手も東洋大学ボクシング部出身です。

皆さんとても活躍されていますよね。

これからもボクシング界が発展していきますように願っています。

そして最後に、この試合後、翁長さんは引退を表明されたそうです。

本当にお疲れ様でした。

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