日々の業務お疲れ様です。
今回はダイキン製ルームエアコン『エラーコードU4』の修理についてです。
似たようなエラー症状のUAはこちらのブログで紹介していますのでご参考まで。
先に書いておきますが、今回の修理は残念ながら失敗談です。
このブログにたどり着いた方に少しでも参考になれたら幸いです。
まずは、お客様から運転ランプが点滅して風が出てこないという電話がありました。
三菱製のエアコンならランプの点滅回数を電話で伺うのですが、今回の機種はダイキン製という事でリモコンのボタン操作でエラーコードを表示させるタイプでしたので、電話越しでお客様にリモコンを操作してもらい、エラーが確定したのが『U4』というエラーコードでした。
早速メーカーのホームページで検索してみると
内容
【U4】 システムのエラーです。
室内機と室外機間の通信不具合により、停止しています。
予想される原因
・室内プリント基板の不具合
・室外プリント基板の不具合
・室外ファンモータの不具合
・内-外連絡線の配線接続部の不具合
・別売品の配線接続不具合
・外的要因(ノイズ等) (ダイキンホームページから引用)
色々項目がありますが、要は室内機と室外機の通信がうまくできていないよという事です。
どんなエアコンの修理でもそうですが、エラーコードでは大まかな原因しか分かりません。
あとは消去法で故障箇所を突き止めていきます。
ダイキンサポートの技術相談の方と実際に電話しながら調べていきます。
まずは、設置から4年が経過していて今までは普通に使えていたので連絡線の不具合は考えにくいという事で連絡線の不具合は可能性から消しました。
別売品もなしです。
ノイズはよく分からなかったですが、とりあえず消去法なので消しました。
という事で残ったのが上の3つの室内プリント基板の不具合・室外プリント基板の不具合・室外ファンモータの不具合でした。
ネットで調べてみるとこのエラーは90パーセントの確率で室外プリント基板交換で直るエラーだそうです。
修理の部品が少なければお客様の負担が減るからと安易な考えと僕の間違った判断で、まずは室外プリント基板だけを交換してみましょうという事になりました。
交換後、電源を入れてみると。。。
U4は消えず運転ランプも点滅したままでした。
一度コンセントを抜いて室外機の基板にコネクターがちゃんとささっているか確認しましたがしっかりささっていました。
もう一度コンセントを入れ、運転をかけてみましたがやはりU4で運転できないままです。
サポートセンターに電話をしてみたところ、また違う消去法を教えてもらいました。
『室外機のファンモーターのコネクターを抜いて電源を入れ運転をかけてみて下さい。それでU4とは違うエラーが出るようであれば室外機のプリント基板は正常です。仮にそのままU4が消えないようであれば残念ですがその変えたばかりの基板はまた飛んだ可能性があります。基本的にはこのU4のエラーというのが室外機のファンモーターが異常を起こして基板に負荷がかかり飛んでしまって基板の不具合が起きるんです。』
という回答でした。
ちなみに室内機側のプリント基板の可能性もあるが、ほぼないと言う回答でした。
このU4エラーの時に室内機側のプリント基板が正常かどうか調べる方法を聞いてみたところ
『冷房運転で運転ランプが点滅している状態ですよね?そのままリモコンで送風ボタンを押して送風運転にしてみて下さい。』
言われた通りにリモコンで送風運転にしたところ、なんと運転ランプが点滅から点灯に変わり、室内機のファンが回り始めたんです。
送風運転なので室外機との通信がいらないので、室内機のみで動くんだそうです。
さらに風量を変えたら反応するし、風向も変えられます。タイマーだってちゃんと反応していました。
て事で室内プリント基板の可能性は消えたわけです。
ここまで消去法で絞り込んで言われた通りに一度ファンモーターのコネクターを抜いてスイッチを入れてみたところ、やはりU4のまま。
さっきのサポートセンターの人の話の通りだと、また室外プリント基板が飛んでしまった証拠です。
この日はもうどうにもならないのでお客様にやはりファンモーターも変えないといけないと事情を話し、もう少し待ってもらう事にしました。
<この時ダメにしてしまった基板は僕の責任なので自腹でもう一枚頼みました。
後日ファンモーターと新しい基板が手元に届き、再度お客様のお宅に行き早速室外プリント基板とファンモーターの交換を実施しました。
そして電源を入れたところ、まさかの運転ランプ点滅のリモコンにはU4エラーが。。。
一瞬何が起きたか理解できませんでしたが、やはり運転ランプは点滅したまま。
自分で考えてみた答えが室内機のファンモーターコネクターを抜いて運転をかけてみたらどうか?もし室内機の基板が正常ならU4とは違うエラーが出るはずじゃないかという事でした。
試してみたところ、見事にそのままU4エラーのまま。これで原因の特定に成功しました。
まさかの室内機のプリント基板の異常でした。
お客様に事情を説明し、室内機のプリント基板を変えれば直りますと説明しましたが、基板の注文は待って欲しいとの回答が。
それから2日後にお客様から電話があり
『今メーカーの修理を呼んで見させていて原因が分かったよ。このU4というエラーは室外機のプリント基板とファンモーターを同時に変えないといけないみたいで、貴方(僕の事です)は先に基板だけ変えてダメで、後日ファンモーター変えたでしょ?最初にファンモーターも変えてないから変えた基板がまた飛んじゃってエラーが出てるみたいだよ。今メーカーの人が機械を見せてくれたけど、室内機には全く問題なくて室外機の基板を変えれば修理完了だと言ってるよ。だから室内機のプリント基板は頼まなくていいよ』
と、お客様から丁寧な説明をいただきました。
二度も修理に失敗した僕に不信感を抱いていたんでしょうね。そりゃそうです。誰だってメーカーの方を信用しますよね。
ただ、僕は二度目に伺った際に室外プリント基板とファンモーターの同時交換を実施していましたので、それをお客様に説明し、メーカーの人に電話を変わってもらいました。
そこで僕は全部説明しました。
一回目はプリント基板の交換だけだった事、二回目はお客様は修理の内容は知らないと思うがプリント基板とファンモーターの同時交換を行った事、そして室内機のファンモーターコネクターを外して運転をかけたがU4エラーだった事。
これを全部合わせて考えたら室外機側じゃなくて室内機のプリント基板じゃないでしょうか?
と僕なりに導き出した答えをメーカーの人に説明したところ、
『それなら室内機のプリント基板が問題の箇所ですね。情報ありがとうございます』とあっさり言われました。
あなたさっきお客様に室内機には全く問題ない。前に修理した人(僕のことです)が基板とファンモーターを別々に交換した事が原因です。なので今日は室外プリント基板とファンモーターの交換で直ります。金額は○○○円ですがどうしますか?
と、俺と全く同じ修理をしようとしていたんじゃないの?
と思いましたが、僕自身お客様にかなり待ってもらっていたので申し訳ない気持ちでいっぱいです。
最初から室外機の基板が悪いと先入観で決めつけていたのも事実ですし、U4エラーの場合は室外プリント基板とファンモーターを同時交換しなかった自分が一番悪いなと勉強になりました。
この『U4』エラーコードはまれに室内機側の故障の場合もあるので決めつけないで是非故障診断してみて下さい。
余談ですがその後お客様から電話をもらい
『いやー貴方があそこでメーカーの人にあの説明をしていなかったら余計なお金払ってるところだったよ。メーカーの人も貴方の助言が的確で助かったって言ってたよ』
と言ってくれました。
遠回りはしましたが、結果的にメーカーの修理が来ていても僕と全く同じ工程をやっていたんだなと思うと自信に繋がりました。
お客様には大変ご迷惑をおかけしましたがこれからも日々勉強です。
<こんにちは。
今回はオフィスKがエアコンクリーニングで実際に使用している道具をご紹介したいと思います。
これからエアコンクリーニングを始めたい方、すでにエアコンクリーニングをやっているけどもっと効率よく作業を進めたい方、ただ単に他の業者がどういう物を使っているのか見てみたい方。
色々な方にむけてご紹介していきます。
まずは風速・温度計です。作業前の風速と吹き出し口の温度を測ります。
これにはとても大事な意味があります。
エアコンの能力で大事な事がこれ一つで計測可能です。
風はたっぷり出ているのに風がぬるい。
こうなるとガス漏れやサーミスタの不具合、室外機基板の故障など、エアコンクリーニングでは解消されない可能性があるため、その旨をお客様に伝えてからの作業をするためです。
そして逆のパターンで、吹き出し口の風は冷たいんだけど風速が弱くて部屋が冷えない(暖まらない)、または吹き出し口付近から水がポタポタ垂れて来る。
この現象の場合はエアコンクリーニングで解消される場合がほとんどなので、作業前と作業後の数値を比べてみます。
計測が終わったら分解にとりかかります。
その際に必要なのがドライバー類。
こちらは普通のプラスドライバーとマイナスドライバーですが、若干長さが違います。僕は長い方をよく使いますがお好みの長さを見つけて下さい。
エアコンを分解する際に一番出番が多いのがプラスドライバーです。化粧パネルのビスを外す際、基板ボックスを外す際、熱交換器を本体から外す際、ドレンホースを外す際など、実に多くの場面で必要なので、自分にあったドライバーを使った方がいいでしょう。
左からペンチです。正直、ペンチはほぼ使いません。ただ、何があるか分からないので安心のために持っている程度なので、特に出番はありません。
真ん中が斜ニッパーです。インシュロックをカットする際にとても役立ちます。こちらは出番が割とあるので一つは欲しいところでしょうか。
特に業務用エアコンクリーニングの際は、インシュロックでとまっている箇所が多いので、とても重宝しますよ。
続いてラジオペンチです。
こちらは基板から小さいコネクターを外す際なんかに、コネクターのツメを挟むのにとても役立ちます。
こちらも一つはあった方がいいでしょう。
順番が逆になりましたが、分解する前にこちらが必要でした。
左側にあるのがテスターです。コンセントを抜いた後に電圧がかかっていないかを確実に調べることができます。
右側にあるのが検電器とです。
電線のケーブルの上からでも電気が来てるかどうか瞬時に分かります。ですが、どちらかというと左側のテスターだけでもあった方がいいかと思います。
基板は外さない、養生で十分という業者様には必要ないかもしれませんね。
真ん中にあるのも右側にあるのも同じマスカテープという養生のためのテープ付き養生シートです。
何が違うかというと長さが違うだけです。
左側にあるのが550mmマスカテープで、右側のが2600mmマスカテープです。
550mmの方は分解して洗浄カバーをかぶせる前に本体を一周させる時に使います。
2600mmの方は洗浄中に水が周りに飛び散らないように天井からでも地面に着くぐらいの長さの養生となっています。
写真左側はそれらをカットするためのカッターですね。
洗浄カバーには様々な形がありますが、僕はこの洗浄カバーが一番使い慣れているし使いやすいです。
養生をしっかりすれば水が外に跳ねる事はほとんどありませんし、何より口が広いので視認性が抜群ですね。
下にあるのは普通の養生テープなので飛ばします。
上の左側が結露防止テープです。エアコンクリーニング後に断熱材が剥がれた時なんかに足して断熱効果を減らさないようにします。
設置から年数が経っていると経年劣化で断熱材が剥がれていますので、そういう際の結露防止に抜群です。
右側がブチルテープです。エアコンクリーニングでは正直あまり使用する場面はありませんが、過去ブログにも書いていますが、Panasonic製エアコンの一部で本体から水漏れが発生する場合があります。
その時に応急処置をする際に使用しています。
ヘッドライトは暗くて見えにくいところでは大活躍します。僕が使用しているものはアウトドア用の物です。
左下が刷毛です。外した基盤やファンモーターなど、水で濡らせない物はこの刷毛で大まかなホコリをはらってから軽く濡らしたタオルで吹き上げています。
ミラーは本体の奥の方など見えにくいところを見るのに役立ちます。
ここからが皆さんが気になっているところではないでしょうか?
高圧洗浄機です。
僕が使用しているのはキョーワ製のKYC-20Aという機械です。重いです。うるさいです。
本来はこの青い専用のケースに入っていて、このケースがエアコンクリーニングの時そのままバケツ代わりに水を溜められるようになっていますが、片付けの時非常にぎゅうぎゅうで蓋が閉まりにくいです。
箱が小さいので水もそんなに溜められません。
なので僕はホームセンターに売っている大きめの箱に入れ替えています。
この箱なら片付けの際、いちいちホースなどを本体と切り離さずにそのまま収納できます。
また、箱が大きくなった分水がたくさん溜められますので、エアコンクリーニング中に水が足りなくなって脚立からわざわざ降りて水を足して。。。
という作業から開放されます。
この箱にして片付けも楽になり、作業時間が15分~20分短縮できたように感じています。
これはお勧めです。
今は収納の際に取り外さないのでそんなに必要性は感じませんが、既存の青い箱の時は一回一回本体から切り離していたので、このワンタッチカプラーがとても役にたっていましたよ。
↑の写真の1は、青いホースと接続しています。既存のホースは固くて取り回しが非常に不便です。なのでこの青いホースに変えて取り回しがとても楽になりましたよ。
そして2の部分です。本来この高圧洗浄機のこの部分には圧力ゲージがついています。
ですがよく壊れます。ですがこのゲージがなくてもこの機械は普通に動きます。ただし、ゲージを外したらそこは別のオスネジで塞がないといけませんのでご注意下さい。
金物屋さんなんかで数百円で買えますのでそれで塞いで下さい。
この洗浄ガンは黒いレバーを握ると水が出ます。レバーにロックもついていて長い時間洗浄する時はロックしてしまえば余計な握力を使わずに済むのでとてもいいです。
ノズル先端を回して水圧の調整ができるので、水圧ゲージがなくても何も問題ありません。
本体と繋がっているホースが10mですが、後もう少し足りない時、部屋と部屋の真ん中に高圧洗浄機を置いて移動しないで両方の部屋のエアコンクリーニングをしたい時などはこの延長ホースがかなり役立ちます。
左官屋さんなんかがセメントをこねる時によく使っているプラスチックの舟です。
これに水と薬品を溜めて、取り外したシロッコファンや細かいパーツはつけ置きします。
僕がエアコンクリーニングで使用しているアルミフィンクリーナーがこちらです。
特に珍しい物ではありませんが、業務用エアコンでも家庭用エアコンでも1台だけならわざわざ10ℓ用の重い入れ物を持たずに、小分けにしてある隣の1ℓ容器で持ち運んでいます。
後は洗浄中に汚水うけるバケツやアルミフィンクリーナーを素手で触ると手が荒れるのでゴム手袋。ドレンパンやプラスチック部分のカビにはなんといってもカビハイターが一番です。
その隣のタワシと一緒に使用すれば鬼に金棒です。
ドレンホース用クリーナーはエアコンクリーニング業者の必需品でしょう。
エアコンクリーニングをした事によってドレンホースにゴミが詰まってしまうこともあるので、その時はドレンの出口から思いっきり吸い取りましょう。
気持ちいいぐらい詰まりが取れる時がありますよ。
以上がオフィスKで実際に使用している道具でした。
今のところこの道具と装備でしっくりきていますので当分はこの装備で行くでしょう。
今後ともよろしくお願いします。
オフィスK 098-989-1213
こんにちは。
今回は三菱製家庭用エアコンの修理です。インターネットを見てお電話いただいたお客様でした。
同じ読谷村内でしたので一度症状を見に行こうと思いましたが、電話で運転ランプが点滅しているかどうか伺ってみるとやはり運転ランプが点滅しているとの返答がきました。
メーカーによってエラーコードの表示の仕方は違いますが、三菱製の家庭用エアコンは大体室内機の運転ランプが点滅してくれるようになっています。
今回の運転ランプの点滅回数が『5回』でした。
【コード】
室内機運転ランプ5回点滅
【症状・原因】
室外機のパワー系異常による停止(圧縮機起動開始から1分以内の過電流保護停止が連続3回発生した場合。または、圧縮機の起動失敗保護停止による再起動に24回失敗した場合)
【処置方法】
ストップバルブのチェック
圧縮機の動作確認。 (三菱電機サイト内引用)
一度エアコンのブレーカーを切って10秒ほど待って再度ブレーカーを入れてみて再度運転してみてください。ブレーカーを切る時は感電しないように十分に注意して行って下さい。
とありますが、この5回点滅の場合ほぼほぼ室外機の基板交換だけですみます。
90パーセントの確率で基板交換のみで治ります。
が、メーカーも言っている通り、まれに圧縮機(コンプレッサー)の不具合の場合もあるようです。
基板を変えてみて同じエラーが出るようなら買い替えた方がいいでしょう。コンプレッサーの交換費用と新品を買い替える費用はそんなに差がないからです。
業務用エアコンならコンプレッサー交換の方が安くすみますが、家庭用エアコンなら買い替えをお勧めします。
沖縄のエアコンに多いのが室外機にヤモリが入り込んで基板におしっこをひっかけて基板をショートさせる事があります。
ありますというかかなり多いです。沖縄のエアコンはだいたいが沖縄仕様になっています。
どういうものかというと、室外機の熱交換器が塩害仕様(ブルーフィン)になっているのと室外機の中にある基板にヤモリが入りにくくなっている(ヤモリガード)というのがついています。
それでも100パーセントヤモリの侵入を防げるわけではありません。あとは、基板をショートさせる原因がヤモリだけとは限りません。24時間365日エアコンを稼働させている機械なんかでは基板がよく壊れたりします。これはヤモリ関係なく使用時間の問題かと思います。
今回の修理費用が
基板代6600円+工賃8000円+消費税=15768円となりました。
2012年製の機種でしたので、買い替えるより基板修理する方が安上がりでした。
これが10年前のモデルになってくると、基板の在庫があれば修理する事は可能ですがこの修理で治っても他の故障が出る可能性も大いにおります。
急な出費は安く抑えたいのももちろん理解できますが、この先何年も使用する事を考えたら思い切って買い替えを選択肢に入れるのもいいかなと思います。
尚、基板を取り寄せる場合は室外機の型番に注意が必要です。
※室外機型番 MUZ-GV221の後に数字の1や2(←数字は四角で囲われています)、またはアルファベットのEの場合があり、この最後の文字を合わせないと基板が合いませんのでご注意を。
エアコン修理・取り付け・クリーニングはオフィスKまでご連絡を!
オフィスK 098-989-1213
富士通ゼネラルAS-J28A-Wエアコン完全分解クリーニングです。
こちらの機種はフィルター自動お掃除機能のついていないノーマルタイプとなりますので、コネクターの数も少ないし取り外す部品もそこまで多くないので特に難しいことはないかなと思います。
今回の完全分解クリーニングもお引越しの際の取り外し・洗浄・新居への取り付けのご依頼でした。
富士通ゼネラルやTOSHIBA製エアコン、ダイキン製エアコンはドレンパンとシロッコファンが一体型となっているタイプがほとんどなので、壁についたままの完全分解よりもこうやって一度壁から下ろしての作業の方が僕も作業しやすいですし、何よりすみずみまで綺麗にクリーニングする事ができるのでお勧めです。
実はこの日台風の影響で風が強く、今にも雨が降りそうな日だったので写真がほとんどありません。
ですが、ドレンパン・シロッコファン一体型の機種はTOSHIBA製もダイキン製もほとんど一緒なので、過去のブログを見ていただければ大丈夫かなと思います。
※過去ブログはこちら↓
(ダイキン製完全分解・TOSHIBA製完全分解・富士通ノクリア完全分解)
工程を飛ばして完全分解した部品がこちらです。
フィルター自動お掃除機能がついていないので実にシンプルですね。
エアコンがあそこまで高機能である必要はないのではないかと思っている僕にとっては、このノーマルタイプがいいなと思います。
過去ブログにも書きましたが、ダイキン製の1994年製の冷房専用のエアコンや、National製1995年製の冷房専用エアコンなど、20年以上動いているエアコンはほとんどが冷房専用エアコンです。
部屋を冷やす以外余計な機能はついていません。
高機能であるがゆえに故障する確率が上がるのはしょうがない事ですよね。
新規で取り付け希望の方に僕はいつもこのノーマルタイプのエアコンをお勧めさせていただいています。
もちろん、どうしてもフィルター自動お掃除機能付きがいいと言う方にはご希望にあった機種を選定する事も可能です。
完全分解洗浄後の写真がこちらです↓
洗い終わりましたが、いつ雨が降ってきてもおかしくない天気でしたので急いで組み立てました。
↑の写真のように、ドレンパン・シロッコファン一体型の機種はファンモーターがドレンパンと一体になっているファンモーターケースに収まっています。
取り外してからの完全分解ならこの一体型のタイプの方が分解しやすいと個人的には思います。
分離型のタイプは壁にかかっている時は分解しやすいです。
それから、この機種は吹き出し口の右側に↑の写真にあるように高電圧注意と書かれている部品がありますので、絶対に濡らさないように気をつけて下さい。ビス一本で留まっていますので、必ず外してから作業お願いします。
雨が降る前に組み立ても終わり、翌日取り付けしてから試運転まで無事に終える事ができました。
お引越しの際は完全分解クリーニングしてみてはいかがでしょうか?
オフィスK 098-989-1213
ダイキンルームエアコンATA40SPE3-W2015年製の完全分解クリーニングです。
今回も引越しの際に取り外してからの完全分解クリーニングの依頼です。
こちらの機種はフィルター自動お掃除機能がついている機種になります。
2015年製割と新しめの機種でしたが、設置場所がリビングで使用頻度がかなり高かったので思っていた以上にカビとホコリが付着していました。
おそうじ機能がついている機種を分解するたんびに思います。
エアコンにここまでの機能必要なんですかね?
それよりはノーマルのエアコンにして一回り大きい機種にした方がまだいいんじゃないかなと個人的には思います。
まずは化粧パネルやルーバーを外していきます。
こちらの作業は自動お掃除機能がついていてもついていなくても特に問題はないでしょう。
ここからが本番です↓
何やらたくさんのコネクターやモーターがすでに見えていますね。
でも落ち着いて分解していけば大丈夫でしょう。
右側の基板を横から見るとこんなかんじです↓
このコネクターの数を見てびっくりしませんか?
さすがダイキンさん。分解しやすいようにコネクターの数が非常に少なくなっています。
他のメーカーさんのフィルター自動お掃除機能付きエアコンのコネクターの数は多すぎてコードが複雑に絡んでいます。
あっという間に基板が外れました。
次はドレンパンとシロッコファン、ファンモーターを分解していきますが、こちらの機種はドレンパンとシロッコファンが一体型になっているタイプなので、完全分解するにはとても楽です。
ビスが隠れていますが、大体の機種は左右2本ずつ、合計4本でドレンパンと本体がとまっていますので、頑張って見つけてみて下さい。
ただし、4本と決まっているわけではないので外しながらどこか引っかりがあったら先入観で無理に外そうとしないで、テンションのかかっている箇所を突き止めましょう。
今回一番手こずったのがこの部分でした↓
ツメが見づらくてテンションかかっているところを探しながらなんとか外せました。
一度外してしまえばなんて事はないのですが、初めての機種あるあるですね。
モーターは取り付ける時に自分で解るように右とか左とか書いてもいいと思いますよ。
分解したパーツがこちらです↓
東芝製のエアコンやパナソニック製の業務用壁掛けエアコン、富士通のエアコンにもありますが、シロッコファンとドレンパンが一体型の機種は完全分解しやすいと個人的には思います。
その中でもダイキン製のエアコンは本当に分解しやすいと思います。
コネクターの数も少ないし、色んな細かいところがメンテナンスの事まで考えているなぁといつも思います。
ただ、一体型じゃない機種の方が壁にかかっている状態だと分解しやすいと思います。
どのメーカーのどの機種にも善し悪し、メリット・デメリットはあるでしょう。
ちなみに、ダイキンでもドレンパンとシロッコファン一体型じゃない機種があるの知ってました?
僕は一度だけ当たった事ありますよ。
本当に珍しい機種でしたが、1994年製の冷房専用の機種です。
今だに動いているのがびっくりですよね。
でも余計な機能がない方が長持ちするのはエアコンに限った事ではないですね。
ナショナル製の20年前の冷房専用も今だに(平成30年7月9日現在)
現役で活躍している機種もたくさんありますよ。
エアコンクリーニングはオフィスKにご依頼下さい。