こんにちは。
エアコン購入を考えているがどれにすればいいか悩んでいる方が多いようです。
そこで、現役のエアコン屋から見るエアコンの選び方を一緒に考えてみたいと思います。
こちらの写真のエアコンはPanasonic製のフィルター自動お掃除機能付きエアコンです。
型番だとCS-E404C2Z-Wとなっています。
(過去のブログで全く同じ型番のエアコンクリーニングをしています)
→Panasonicフィルター自動お掃除機能付きエアコンクリーニング
購入を検討している方の半分以上の方は家電量販店に行き、販売員と相談して購入されていると思います。
ですが!ここが一番の問題なんです。この販売員達がノーマルのエアコンを勧める事はありません。
絶対にこのフィルター自動お掃除機能付きエアコンを勧めてきます。
謳い文句として言ってくるのが『こちらのエアコンは10年間お手入れ不要です!手間がかかりません!だからお勧めなんです!』という具合です。
こう聞くと多少高くてもこっちにしようかなと思ってしまいますよね?
そう言われて購入したお掃除機能付きエアコンの内部を見てみましょう。
↑こちらはお掃除ロボットもドレンパンもシロッコファンも分解した写真ですが、販売員が10年間お手入れ不要と言っていたエアコン内部がこの通りです。
この機種2014年製なので、販売員の方が言っていた10年のまだ半分の5年目ですよ?
後5年クリーニングしなかった時の汚れを考えると恐ろしいですよね。
こちらは分解したパーツですが、左側にあるフィルターを見てみて下さい。
フィルターですらお掃除されていません。まさに本末転倒です。
シロッコファンとドレンパン はご覧の通りの汚れ具合です↓
そもそもフィルター自動お掃除と言っていますので、フィルター以外はお掃除しません。
なので↑の写真のパーツが汚れるのは当たり前ですが、それでも10年間お手入れ不要と謳うのはいかがなものかと甚だ疑問です。
購入される方(特に年配の方)はこれを信じて購入したのに結果クリーニングが必要だったと落胆される方もとても多いです。
しかもお掃除機能付きエアコンの場合、クリーニング費用も高くついてしまいます。
何故なら分解に専門の知識と技術が必要になってくるからです。
フィルターのお手入れだけならご自分でもできますよね?
その為だけにわざわざ高いエアコンを購入する必要があるでしょうか。
こちらはクリーニング後の熱交換器とシロッコファン、ドレンパン です↓
エアコンクリーニングをして初めてここまで綺麗になります。逆に言うと、エアコンクリーニングをしないと何の意味もないでしょう。
僕のお勧めはというと、普通のエアコンを購入して、2〜3年に一度エアコンクリーニングするのが理想かと思います。もちろん汚れ具合によって毎年されてもいいと思います。
その方が常に爽やかな空気の中で生活する事が出来ると思いますよ。
エアコン購入、設置、クリーニングはオフィスKまで
Panasonic製CS-H259AZ2009年製エアコンクリーニングです。
こちらの機種はNationalの時のエアコンと同じ構造です。ルーバーの外し方が最近のPanasonic製とは若干違いますが大きな問題ではないでしょう。
今回のお客様は去年の夏にエアコンが効かないとの事で故障かと思い、設置した業者さんに診てもらったそうです。
その業者さんは故障ではなく恐らく汚れが原因ではないかと思い、僕を紹介してくれました。
そちらの業者さんは設置専門なのでクリーニングはできないので僕のところに依頼が来たようです。
早速クリーニング前の試運転をしてみたところ、横長の吹き出し口の真ん中辺りからしか風が出ていなくて、右側と左側からはほとんど風が出ていませんでした。
風速を測ってみたところ、右側と左側は0.3m/s程度で真ん中は2.3m/s程度でした。
明らかに風が弱いです。
これだと恐らく水が垂れてきたりしていたはずです。
分解していきましょう...
電装品を外しドレンパンを外すと中にあるシロッコファンが丸見えになります。(ドレンパンを外さなくても下から覗けば見えます)
見えますか?本来あるはずの羽根と羽根の隙間が埃でほとんど埋まってしまっています。
これでは風が出てくるはずがありません。
下の写真と上の写真は同じに見えますが、シロッコファンを外してあるので内部の奥の方まで見えています。
はっきり言って真っ黒です。
そういえば臭いも気になると言っていました。
そして熱交換器もはっきり言って真っ黒です。
外したパーツです。全てのパーツがかなりレベルの高い汚れになっています。
お客様に完全分解クリーニングのご案内もしましたが、予算が合わなくて通常のクリーニングとなりました。
設置が2009年なので今後は買い替えも検討されるそうなので賢明な判断だと思います。
なかなかこんなアップで見れる部品ではありませんが、これだけ汚れていると臭いが気になるのも納得ですね。
パーツの洗浄後です。見違えるほど綺麗になりました。
先ほどまで真っ黒だったドレンパン・ルーバー、そして埃まみれだったシロッコファンも綺麗になりました。
これなら臭いは取れているでしょう。
もう一つの臭いの原因であった熱交換器も綺麗にシルバー色を取り戻しました。
表と裏から交互に何度も高圧洗浄機で洗い流し、実際に熱交換器に鼻を近づけて匂いを嗅いでみて、カビの臭いがしなくなるまで洗浄します。
先ほど真っ黒だったエアコン内部のカビ汚れもこの通り綺麗に取れました。
洗浄後に組み立てて試運転です。
風速は右側、真ん中、左側全てで4.7m/s程度まで回復していました。
お客様も少し離れたところに腰を降ろしていましたが、『おーーー!風が出てるのが分かる!しかも全然臭くない!』
と、とても喜ばれていました。
その反応を見るたびに嬉しく思います。
今回の汚れはなかなかレベルの高い汚れでした。通常、2時間ほどで分解から組み立てまで終わりますが、今回は3時間ちょっとかかりました。
単純に洗浄時間が長くなったからですが、うちでは追加料金などはいただきません。
ご安心ください、通常料金です。
エアコンが効かない、臭いが気になるなどエアコンの異変はオフィスKまで。
Panasonic製CS-224FR吹き出し口右側水漏れ対象機種エアコンクリーニングです。
この機種はとても多く普及していますね。
多く普及している分、エアコンクリーニング後の謎の水漏れに悩まされているエアコンクリーニング業者さんが数多くいらっしゃるのが現状です。
実際去年の夏、この水漏れ対策のブログを検索された方から数多くの問い合わせをいただきました。
皆さんこの水漏れに悩まされて藁にもすがる思いでネット検索したら僕のブログにたどり着いたみたいですね。
僕のブログがお役に立ててとても嬉しく思います。
さて、本題のエアコンクリーニングですが、分解する工程は省かせてもらいました。
いきなり分解後の写真です。
ドレンパンがセパレート型なのでいつも通りドレンパンとシロッコファンも外しています。
内部の上の方までカビが付着していますね。ここのカビ、汚れはドレンパンとシロッコファンを外さないと洗えない箇所です。
これらを外さないでエアコンクリーニングしてしまうと、カビが多く残ってしまいます。表面だけ綺麗になりますが、内部は汚れたまんまとなります。
熱交換器にカビが付着しているのが分かります↓
今回は寝室に設置されているエアコンなので油汚れは付着していませんでした。
分解したパーツです↓
ドレンパンの内部とシロッコファンのアップです↓
外して間近で見てみると分かりますが、ドレンパンにはカビが、シロッコファンには埃が付着しているのが分かりますね。
このカビを部屋中にまき散らしていると思うと嫌な気分になりますよね。
洗い終えたパーツです↓
上の写真と比べると綺麗になっているのが一目瞭然ですね↓
とても綺麗に洗えました。これだけカビを落とせれば小さなお子様がいるご家庭でも安心ですよね。
内部もご覧の通り綺麗になっています↓
熱交換器も本来の色を取り戻しました↓
シロッコファンのシャフトにはめる部品にグリースを追加しておきました↓
組み立て後試運転しています↓
今回の機種が水漏れを起こす可能性のあるエアコンでしたので、一応ブチルテープで水漏れ対策はしておきました。
この時期はクーラーは使わないので大丈夫ですが、数か月後のクーラー使い始めの日に水漏れしたら洒落にならないですからね。
どうせ分解したなら補修しておいて損はないでしょう。
今やらないで夏の繁忙期に呼ばれるよりはいいかなと個人的には思います。
今回もご依頼ありがとうございました。
三菱電機製ルームエアコン霧ケ峰MSZ-GM403S-W2013年製エアコンクリーニングです。
今回の機種はノーマルタイプの機種なので分解は特に問題ありませんが、台所に設置されているという事で普段のカビや埃といった汚れよりも、油汚れが一番気になるところでした。
早速分解していきます。
予想通り熱交換器には油汚れが付着していて、その上にカビやほこりが付着していました。
この写真で見ても分かるように、本来シルバーのはずの熱交換器が真っ黒になっていますね。
ドレンパンとシロッコファンを外して中をのぞいたところです。
手の入るところだけ頑張って掃除した痕がありますね。
下の写真を見てもらえば分かるように、シロッコファンとドレンパンを外さないと奥まで綺麗にクリーニングする事は難しいでしょう。
ほとんどのエアコンクリーニング業者さんはドレンパンとシロッコファンは外さずにクリーニングします。
どっちが綺麗になるかは一目瞭然ですね。
↓これから外で洗う分解したパーツ。ここまで分解すると20~30分はかかります。
↓シロッコファンに埃が付着しているのが分かります。
これぐらいならまだ許容範囲ですが、この倍ぐらい埃が付着すると明らかに本来のパワーが出ない事を実感するでしょう。
ただ、その頃には熱交換器もだいぶ汚れているはずなので、本来のパワーはさらに遠ざかる事が予想できますね。
そうすると電気代が上がる原因にもなります。
それと同時にあのいや~なカビの臭いも出てくると思われます。
まさに百害あって一利なしですね。
エアコンの汚れは早めに綺麗にした方が良さそうです。
パーツのクリーニング後の写真です↓
ドレンパンとシロッコファンもご覧の通り綺麗になりました↓
熱交換器も新品同様になりました↓
熱交換器本来の色であるシルバーに綺麗に戻りましたね。
油汚れも付着していましたが思ったよりスムーズに落とせました。
内部も綺麗になりました↓
さっきの写真では手で届く範囲だけお客様ご自身でされていた痕も綺麗に無くなりました。
ちょっと戻りますが、シロッコファンを取り付ける前にシャフトを抑えている部分にグリースを足しておきました。
この油がきれると摩擦による異音が発生する恐れがあります。
そうなる前の予防ですね。
エアコンクリーニングの後から変な音がするよなんてクレームが来たら大問題ですからね。
この後試運転して本体の動作確認をしてこの日の作業完了です。
お客様も作業をちょこちょこていたので綺麗になっていく工程を目の前で見ることができたと大変満足してくれました。
今回のご依頼ありがとうございました。
こんにちは。
今日東京でも初雪が観測されたそうですがここ沖縄は日中20度ほどありました。
沖縄で本当に寒い日が続くのは2月の一か月間ぐらいでしょうか。
それでもこの時期は沖縄でも暖房をつける家庭が増えています。
もちろん家庭だけではなくて会社や飲食店なんかもですね。
今日はエアコンをつけ始めた時の臭いがカビ臭い理由を僕なりに考えてみました。
もちろん最大の原因はカビや汚れですが、今日はもうちょっと深く掘り下げてみたいと思います。
まず、冷房の時から考えてみましょう。
その前に、ご自宅のエアコンを下から覗いてみて、中にあるファンを見てみて下さい。
↓の写真みたいになっている方、今すぐエアコンクリーニングした方がいいでしょう。
冷房の時はスイッチを入れてすぐはとても臭います。
専門的な事を言うとコンプレッサーが動き始める前、冷媒と言われる冷たいガスが室内機の熱交換器をめぐるまでの間はとてもカビ臭いです。
冷たいガスが熱交換器を冷やし始め、エアコン本体から出てくる風が冷たくなってきたのを感じると臭いは徐々に薄れてきますね。
この時の熱交換器は凍るほどキンキンに冷えています。
だから臭いが抑えられているんですね。
この現象はこうやって文字で見る前に実感している人は多いのではないでしょうか?
続いて暖房ですが、暖房の時はつけ始めだけではなく、つけている間ずっと臭いという現象が起こります。
ガスの動きは冷房の時と逆で、とても熱くなったガスが熱交換器を巡っています。
なぜ臭いのかと考えてみましたが、ホットコーヒーとアイスコーヒーに例えてみたいと思います。
まず、ホットコーヒーってとてもいい香りがしますよね?
あの湯気にいい香りが乗っかって遠くまでいい香りがしますよね?
逆にアイスコーヒーは香りがしないわけではありませんが、近くに寄って匂いを嗅がないとなかなか気づかないですよね。
今の説明分かりにくいですか?
今一度冷房のつけ始めに戻りましょう。
冷房のつけ始めの時というのは熱交換器とシロッコファンが部屋の温度(室温30度と仮定)と大体同じぐらいなんですね。
そこからリモコンで運転をかけ、コンプレッサーが動くと冷たい風が出てきます。
そうすると氷をたっぷり入れたアイスコーヒーのように冷やされた熱交換器とシロッコファンの臭いが薄れるわけなんです。
他の方のブログなんかで『16度で1時間強運転をかけると完璧に臭いが取れる!』とか、『窓を開けて1時間運転』とか書かれているブログがありますが、根本的にカビを除去しないとカビの臭いは絶対に取れません。
臭いが薄れるという意味でもちろんその場しのぎにはなりますが、次つける時に同じ臭いは間違いなく発生します。
そして暖房の時はなぜ臭いが続くかというと、冷房の時と逆で熱交換器はかなり高温になっており、吹き出し口付近の温度は40~50度となります。
ホットコーヒーの状態が続くというわけですが、暖房をつけ続けていれば熱交換器が乾燥してきますので多少臭いは薄れてくるというわけなんですね。
エアコンから出る風は湯気とは違い水分は含んでいませんのであくまでも分かりやすい例えだと思って下さい。
どちらにしても、カビを除去するという根本的な事をしない限りこの臭いはおさまりません。
おさまらないどころか、カビは一度発生すると倍々で増えていくといわれています。
そのためにエアコンクリーニングという作業が一番適しているというわけですね。
前のブログでもご紹介しましたが、数多あるエアコンクリーニング業者の中でもどこまで分解できる業者なのかを見極める事が大切になってきます。
なので僕は日々の作業の一部をお客様に分かるようにアップさせてもらっています。
↓こちらがクリーニングし終わったシロッコファンとドレンパンです。ここまで洗えば臭い源はほぼ取れているでしょう。
某大手ハウスクリーニング屋さんのCMを見てそこにお願いしたけど、数週間で臭いが出てきたという方が、もっとちゃんと分解できる業者を探していたところ、僕のブログを見つけて僕に依頼をしてくれた方がいらっしゃいました。
その方はとても満足してくれましたし、1か月後に連絡してまましたが臭いは全くないと言っていました。
やはりエアコンクリーニングで内部のカビを徹底的に落とさないと根本的な解決にはならないのです。
参考にしていただけたら幸いです。
エアコンの臭いが気になって僕のブログにたどり着いたなら是非ご検討下さい。
自信があるのでいろいろなエアコンクリーニングの提案ができます。
※今回の写真は作業とは関係なく、既出の物も含まれています
エアコンクリーニングはオフィスKまで 098-989-1213
このページにたどり着いたという事は、エアコンクリーニングを検討されている方、もしくは最近他社にエアコンクリーニングをさせたけど臭いが取れていないなど悩みがある方だと思います。
エアコンクリーニング業者と一言で言っても本当にたくさんの業者さんがいますね。
某大手ハウスクリーニングさんがよくCMでやっていますが、あのぐらいのエアコンクリーニングならはっきり言って誰でもできます。
なぜなら分解といえるほどの分解ではないからです。
最初に言っておきますが、他社に対する文句や批判ではないです。
皆さんどの業者さんも生活がかかっていますし、何よりお客様からのニーズがあるのでそれが答えだと思います。
ただ単にお客様に理解していてだきたいのは、エアコンの構造まで分かっていてエアコンクリーニングしている業者はほんの一握りしかいないという事です。
僕はいろんな失敗をしてきましたが、そのおかげで今の自分があります。
オフィスKでは家庭用・業務用問わずエアコン設置、エアコンクリーニング、エアコン修理を行っていますので、お引越しのさいに取り外し、完全分解クリーニング、新居へのエアコン設置が人気となっています。
巷で見かけるエアコンクリーニングの広告は【エアコンクリーニング1台7000円!】
とか、安いところの広告だと【1台5000円】とかもありますね。
とても魅力的な金額設定ですよね。
ですが、金額だけで判断するのはちょっと待ってください!
ただ、某大手ハウスクリーニングさんは金額もお高めです。
ですが作業内容、工程は上記の業者さんと全くと言っていいほど同じです。
要は、大手だから安心という思い込みだけでお客様に選ばれているようなものでしょう。
ネットで試しに『沖縄 エアコンクリーニング』と入れて検索してみて下さい。
一番上に来るのは某大手ハウスクリーニングさんですから。
このブログをここまで読んでくれた方、もう少しお付き合い下さい。ここからが本題ですから。
上記の一般的なエアコンクリーニング業者さんの作業の所要時間はおそらく1時間以内でしょう。
あの金額だと台数を稼いでなんぼですからね、そこまで時間をかけていられないでしょう。
ここで難しいのが、このエアコンクリーニングじゃ汚れが落とせていないのをちゃんと分かっている業者なのか、このエアコンクリーニングが間違いない、これで汚れは綺麗になっていると思い込んでいる業者に別れる事ですね。
後者の場合とても残念だと思っています。
僕がよく依頼をうけるのは、最近他社にエアコンクリーニングさせたばっかりなのに臭いが取れていないから買い替えを検討している、もしくはもっとちゃんと分解できる業者を探していたというお客様です。
エアコンクリーニングをしても臭いが取れないなら買い替えしかないと業者さんに言われたお客様もいました。
あり得ないですよね。
僕が行っているエアコンクリーニングはエアコンのタイプによって変わりますが、俗に言うドレンパン一体型なのかセパレート型なのかで変わってきます。
具体的なメーカー名で例を挙げるとPanasonic、三菱、日立なんかはセパレートタイプですね。
一体型だとダイキン・富士通ゼネラル・東芝・長府などがあります。もちろん例外はあります。ダイキン製でも20年前ぐらいの冷房専用の機種はセパレート型がありました。
一般的なエアコンクリーニング業者さんの分解というのは前面パネルとフィルターを外し化粧パネルを外し、ルーバーを外したら終わりです。
基板は養生ですませてそのまま高圧洗浄機で洗浄というのが流れです。
うちの場合はこのセパレート型の場合は、通常のクリーニングでも上記の工程の他に基板を外し、シロッコファン、ファンモーターまで外して洗浄していきます。
この違いが臭いを劇的に取り除ける差になります。
だからうちは一般的なエアコンクリーニング業者さんより高いんです。
ただ、ダイキンさんや東芝さんのような一体型の場合は、そこまで分解すると完全分解クリーニング扱いとなって金額が変わってきてしまうので、お客様と相談の後、作業をさせていただく形になります。
どちらにしても一般的な業者さんよりは手間がdかかる分金額は高くなっています。
最後になりますが、某大手ハウスクリーニングさんがエアコンクリーニングを実施したすぐ後に、再度僕に依頼が来る事がお客様の答えだと思っています。
多少高くてもちゃんとクリーニングしてくれる業者に出会えて良かったという声もいただけるので間違っていないと自負しております。
エアコンクリーニングはオフィスKまで。 098-989-1213
明けましておめでとうございます。
旧年中は皆様に支えられながら大変有意義な、そしてたくさん勉強させていただいた年になりました。
本年もより気持ちを引き締めて精進して参りますので何卒よろしくお願いいたします。
新年一発目のブログは三菱電機業務用天吊りエアコンクリーニングです。
相変わらずの一人作業です。天カセは一人作業の方が多いかもしれませんが、この天吊りは横幅があるので一人作業はとても大変です。
できる事なら二人で作業したいものです。
ただ、ちゃんとした手順で分解すれば一人でも問題なく作業できるようになります。
これからエアコンクリーニングで独立を目指している方、自社の社員のスキルアップを目指している会社様、講習に参加したい方はご連絡下さい。
今回のご依頼は北谷町にある居酒屋さんでした。
設置から4年が経過しているが今まで一度もクリーニングした事がなかったので今回思い切って依頼してみたとの事でした。
設置されている場所自体は客席ですが、厨房との境目に設置されていたので油汚れが付着していました。
しかもエアコン本体の真下に居酒屋のお客様のキープボトルが並んだ棚がありました。
居酒屋さんあるあるですね。まずはこういう危機回避が最初の仕事になりますね。
めんどくさがってこれを怠ると後で余計大変な目にあいます。
養生が終わり、さっそく分解していきます。
分解の工程は今回は載せていませんが、いきなりドレンパンです。
写真では見づらいですが、大きめのスライムが発生していて、もう少しエアコンクリーニングの時期が遅ければドレンが詰まって水漏れを起こしていたかもしれません。
このタイミングがベストでしたね。
ファンにも埃やカビ、そして油汚れが付着していました。
こちらのファンはカビだけなら高圧洗浄機で問題なく落ちますが、今回は油汚れも多少付着していましたので、大きな容器で薬品をつけ置きしてから洗う事にしました。
↑こちらがつけ置き後、高圧洗浄機で洗い流し終わったところです。
ファン以外も写ってしまっていますが、ファンが真っ白になっているのが分かりますね。
ちなみにファンの脇にあるのがファンカバーですが、こちらを下のカバーだけ外して上の分は本体に装着したままクリーニングする業者さんもいるそうですよ。
それどころかファンモーターとファンも装着したまま、モーターは養生だけでクリーニングする業者さんもいるようです。
基板を外さないというところもあるそうです。安い業者みんながそうだとは言いませんが、あまりにも安い業者さんに多いようです。
僕には怖くてできません。
一人作業でも基板もファンモーターも、ファンカバーもしっかり外して洗える物は全て洗います。
この後組み立て、試運転も問題なくこの日の作業完了です。
余談ですが、熱交換器は表側からだけではなくて裏側からも洗わないとあまり意味がありません。
裏側に埃などが詰まっていると、表面は綺麗になっているように見えても結局風が弱い、風が臭い、水が飛んでくると言った症状が改善される事はありません。
業務用エアコン・家庭用エアコンクリーニングはオフィスKまで。
098-989-1213
沖縄県那覇市にてMITSUBISHI天井吊り下げタイプ業務用エアコンクリーニングです。
今回のご依頼は那覇市にある、介護施設に向けてお食事を製造、配達をされている厨房に設置されている天井吊り下げタイプの業務用エアコンクリーニングになります。
作業前にお客様との打ち合わせで特に厳しく言われたのが、お年寄りの口に入るお食事を作っている施設なので養生をしっかりしてほしいとの事でした。
万が一薬品が飛んでプレートなどに付着してしまい、お年寄りの口に入ってしまったら大問題ですからね、その辺は言われるまでもなく慎重に養生をしました。
厨房に設置されているエアコンですが、厨房用のステンレス製のエアコンではなく普通のエアコンです。
ステンレス製のエアコンは部品一つ一つが重くて分解、運び出し、洗浄と全てにおいて大変です。
ちなみにこちらのエアコンは去年までの5年間、毎年他の業者さんに依頼していたそうですが、手抜き感が否めなくてオフィスKに依頼してくれたそうです。
早速分解していきますが、今回作業前の写真がありません。
作業後のみの写真となります。
分解自体は特に問題なく完了しましたが、厨房内に設置されているエアコンなので予想通り油汚れがついていました。
厨房に設置されているエアコンは壁掛けエアコンでも今回の天井吊り下げタイプのエアコンでもやはり油汚れが付着しているケースが多いですね。
油汚れは普通の汚れとはまた薬品が異なってきます。
汚れに合わせた薬品を使わないと高圧洗浄機だけでは汚れは落とせません。
熱交換器の洗浄後です。光の角度で暗く見えるところがありますが、洗浄前に比べて油汚れ、カビが綺麗に落ちています。
分解した部品の洗浄後です↓
油汚れを落とすのはなかなか大変です。
ドレンパンとドレンパンを抑えている鉄板です↓
洗浄前のドレンパンは毎年エアコンクリーニングをやっていたとは思えないほど汚れていました。
ドレンスライムは発生していたしカビもすごかったですが、ご覧の通り真っ白になりました。
本体を後ろから見たところです↓
ファン、ファンモーター、ファンモーターカバーなど分解できる部品は全て分解するので熱交換器も後ろ側から高圧洗浄機で徹底的に洗浄しました。
中にはファンなどを外さずにクリーニングをする業者もいますが、それだとエアコンの構造上あまり意味がありません。
この熱交換器の後ろから洗浄するかしないかがこの天井吊り下げタイプのエアコンクリーニングの大きな違いだと思います。
こちらは前の業者さんが壊してそのままにしてあった部品です↓
本来であればこのモーターにコードが繋がっていて、そのコードが基板の中にあるコネクターに挿さっているはずです。
まぁなくてもエアコンの性能には問題ないしエラーも出ないのでお客様は気づかなかったのでしょう。
お客様と相談してみて必要であればこの部品の交換も当方でさせていただこうかなと思っています。
組み立て後、カビの匂いもとれてとても喜んでいただけました。
ご依頼ありがとうございました。
オフィスK 098-989-1213
AS-X56F2W2016年製完全分解クリーニングです。
こちらの機種は富士通ゼネラルのエアコンで最上位機種となっております。
今までのエアコンと大きく違うところは【DUAL BLASTER】と言われる本体両サイドにあるファンで気流をコントロールするところ
でしょうか。ハイブリッド気流とも言われています。
はっきり言って、エアコンクリーニング業者泣かせのエアコンだと思います。
通常のフィルター自動お掃除機能付きエアコンの他に、ファンがもう2つついています。
これがあるおかげで分解する工程が増えますし、プラズマクラスター機能もついているので分解するのが本当に大変でした。
他のエアコンクリーニング業者には断られたらしく、それで僕に話が回ってきました。
早速分解していきましょう↓
かなり工程が多いのである程度省いています。
↑の写真ではすでにダストボックスなどは分解しています。
写真を見て分かるように、向かって右側に電源の端子台があり、中央左側にDUAL BLASTERの基板があり、中央右側に人感センサー
やリモコン受光部があります。
中央右側の更に中の部分にもう一つ基板があります↓
ここまで基板が多いとそれだけ故障する確率が上がるという事ですし、分解の工程が増える分、エアコンクリーニングの金額が上がってしまうのはしょうがない事です。
その前にこの機種を断るエアコンクリーニング業者がいても不思議ではないですよね。
壊してしまっては元もこもないですから。
左側のファンを分解したところです↓
ぱっと見て分かるように、片方のファンを分解しただけでこれだけのビスです。
このファンがもう片方にもあるのでビスの数はこれの2倍です。もう一度言いますが、これはファンを外しただけのビスの数です。
この後、他にも大量のビスが出てきます。
ちなみに、両サイドのファンを分解すると、右とか左とかLとかRと親切に刻印されています。
お掃除ロボットの分解などは普通のノクリアと大差ないので割愛させていただきます。
熱交換器、シロッコファン、ドレンパンの分解が完了しました↓
上下の写真を見ても分かるように、お掃除機能がついているエアコンでも汚れます。
フィルター自動お掃除機能がついているエアコンがお掃除してくれるのはあくまでもフィルターのみです。
フィルターぐらいは自分でも掃除できるので特に必要性を感じませんが、家電量販店に行くと必ず勧められます。
そしてこちらの機種は両サイドに別のファンがついているのでそのファンにもカビと埃がびっしりついていました。
こうなるともはや本末転倒ではないでしょうか。
エアコンを購入するのはお客様の判断ですが、僕はお勧めしません。
こちらが分解したドレンパンです↓
こちらもカビがびっしり生えていますね。
これを見ても分かるように、フィルター自動お掃除機能付きエアコンは汚れます。エアコンクリーニングが必要です。
家電量販店なんかの謳い文句だと『10年間お手入れ不要』とよくありますが、何も知らないお客様はこれに騙されてしまうのでこの表現はやめた方がいいのではないかと思います。
分解した基板・部品類です。
本来はこれにドレンパンと熱交換器も入ります。
この機種のノクリアを分解クリーニングしようと思うとこれだけの部品が出てきます。
エアコンクリーニング業者選びは重要ですね。
分解に1時間、洗浄に2時間、組み立てに2時間かかりました。
後何回か同じ機種を分解クリーニングすればもう少し時間短縮する事は可能かもしれませんが、これだけの部品があるので半分にはならないでしょう。
この機種をクリーニングするなら今のところは一日一台までとさせていただきます。
ご依頼ありがとうございました。
エアコンクリーニングはオフィスKまで。
オフィスK 098-989-1213
今回の機種は天井埋め込みタイプ、いわゆる天井カセットタイプです。
今回のご依頼主は嘉手納町にある海水魚を扱っているお店です。
設置から3~4年ですが、店舗内の気温が上がりすぎると水槽内にいる魚によくないようで、24時間一定の温度で回しっぱなしにしているそうです。
最近なんかエアコンの効きが悪くなってきて部屋が冷えなくなってきたそうですが、真夏にエアコンを止める事はできないのでこの時期のエアコンクリーニングになりました。
もともとはエアコンの効きが悪いなと感じた時に故障かなと思い設置した業者さんに見てもらったそうですが、汚れが原因だと言われたそうです。
設置から3~4年という事ですが、24時間回しっぱなしという事はそれなりに汚れていて、効きが悪くなっててもおかしくない時期ですね。
まずは分解する前の風速を測ってみたところ1.7m/s程度でした。
この数字からかなり風が弱い事が分かります。
逆に吹き出し口付近の温度は13度となっているので、ガス漏れはなく、冷え自体は問題なさそうです。
早速分解していきます。
カセットタイプのエアコンは一人でも特に問題なく作業できます。
パネルを外しコネクターを基板から外し、ドレンパンを外します。
ドレンパンの中にはスライムが発生していて、ドレンアップポンプの吸い込み口に付着していました。
もう少し詰まるとエラーが出てエアコン本体が止まっていたでしょう。
ファン・ファンモーターを外して分解完了です↓
全体的にかなり汚れているわけではないですが、熱交換器を見てみると目詰まりしているのが分かりますね。
こちらです↓
今回の風が弱い原因はやはりこの熱交換器の目詰まりで間違いなさそうですね。
こちらを高圧洗浄機で専用の薬品を塗布してつけ置きしておきます。
その間に分解した部品を洗います。
油汚れがある場合はまた違う薬品で洗いますが、今回はカビと埃だけだったので汚れは落ちやすかったです。
このカセットタイプの熱交換器の汚れ、目詰まりというのは分解してみないと見えない部分なので、壁掛けエアコンや天吊りタイプのエアコンより判断がしづらいですね。
風が弱いというのはモーターの故障の場合もありますが、ほとんどがこの熱交換器の汚れです。
壁掛けエアコンの場合はファンに埃が付着して風の出が悪くなっている場合もあります。
今回クリーニング後の写真はありませんが、分解した部品の汚れはもちろん、熱交換器の汚れ、目詰まりをきれいに落とせた事によって、クリーニング後の風速が5.8m/sまで戻りました。
数値だけみるとクリーニング前の3倍ですね。
これだけ元に戻れば店舗内の温度管理も問題ないでしょう。
ここまで目詰まりすると水が垂れてきたりするのでこうなる前のエアコンクリーニングをお勧めします。
業務用エアコンクリーニングはオフィスKまで。
オフィスK 098-989-1213