Panasonic製CS-224FR吹き出し口右側水漏れ対象機種エアコンクリーニングです。
この機種はとても多く普及していますね。
多く普及している分、エアコンクリーニング後の謎の水漏れに悩まされているエアコンクリーニング業者さんが数多くいらっしゃるのが現状です。
実際去年の夏、この水漏れ対策のブログを検索された方から数多くの問い合わせをいただきました。
皆さんこの水漏れに悩まされて藁にもすがる思いでネット検索したら僕のブログにたどり着いたみたいですね。
僕のブログがお役に立ててとても嬉しく思います。
さて、本題のエアコンクリーニングですが、分解する工程は省かせてもらいました。
いきなり分解後の写真です。
ドレンパンがセパレート型なのでいつも通りドレンパンとシロッコファンも外しています。
内部の上の方までカビが付着していますね。ここのカビ、汚れはドレンパンとシロッコファンを外さないと洗えない箇所です。
これらを外さないでエアコンクリーニングしてしまうと、カビが多く残ってしまいます。表面だけ綺麗になりますが、内部は汚れたまんまとなります。
熱交換器にカビが付着しているのが分かります↓
今回は寝室に設置されているエアコンなので油汚れは付着していませんでした。
分解したパーツです↓
ドレンパンの内部とシロッコファンのアップです↓
外して間近で見てみると分かりますが、ドレンパンにはカビが、シロッコファンには埃が付着しているのが分かりますね。
このカビを部屋中にまき散らしていると思うと嫌な気分になりますよね。
洗い終えたパーツです↓
上の写真と比べると綺麗になっているのが一目瞭然ですね↓
とても綺麗に洗えました。これだけカビを落とせれば小さなお子様がいるご家庭でも安心ですよね。
内部もご覧の通り綺麗になっています↓
熱交換器も本来の色を取り戻しました↓
シロッコファンのシャフトにはめる部品にグリースを追加しておきました↓
組み立て後試運転しています↓
今回の機種が水漏れを起こす可能性のあるエアコンでしたので、一応ブチルテープで水漏れ対策はしておきました。
この時期はクーラーは使わないので大丈夫ですが、数か月後のクーラー使い始めの日に水漏れしたら洒落にならないですからね。
どうせ分解したなら補修しておいて損はないでしょう。
今やらないで夏の繁忙期に呼ばれるよりはいいかなと個人的には思います。
今回もご依頼ありがとうございました。
こんにちは。
本土の方では秋めいてきているようですが、ここ沖縄ではまだまだ真夏の陽気が続いています。
まだまだエアコンクリーニングやエアコン設置、エアコン修理の依頼が多いです。
Panasonicエアコン本体右側からの水漏れのブログはとても多くの方に見ていただいてるようです。
これで困っている方は本当にたくさんいたんだなと実感しました。
水漏れに関してコメントもたくさんいただいていますし、直接電話で問い合わせてくる方もたくさんいて、皆さんそれぞれ真剣に作業しているんだなと思いました。
ここで初めて出会ったPanasonicの水漏れについてご紹介したいと思います。
皆さんご存知の通り、今までは本体右側からの漏れでしたが、なんと今回、左右両側から漏れてきました。
以前のブログにコメントしてくれたひでさんの情報だと、日立製品で左右から水漏れがあったとの事でしたが、僕が実際に体験したのは今回が初めてでした。
作業を振り返ってみましょう。
まずは普段通りに分解してみました。
なかなかの汚れでした。
シロッコファンとドレンパンのアップを見てみましょう。↓
ドレンパンの裏側ははカビがすごいことになっていました。ここの部分はドレンパンを外さないと見えない部分です。
シロッコファンは見ての通りですね。
カビやら埃やらが大量に付着していて隙間を塞いでいます。
これだけ隙間を塞いでしまったら風速が弱くなり、冷やせるはずの部屋の広さでも能力不足に感じてしまうでしょう。
こちらもカビが付着していました。↓
クリーニング後がこちらです。↓
今回のクリーニングもばっちりでしたので組み立てに移ります。
普段ならブチルテープで水漏れ対策をするのですが、今回は時間があったのであえて対策をしないで組み立ててみたところ、案の定水漏れしてきました笑↓
少し見づらいですが、いつもの右側からの水漏れでした。↓
すぐさまブチルテープで対策をしたら水漏れは止まりました。
5分ぐらい試運転して水が垂れて来ないのを確認したら帰ろうと思い、現場の片付けをしていると、
どこからともなく『ポタ…ポタ…ポタ…』とあのいや~な音が聞こえてきました。
この水漏れで悩んでいる人ならこの音に心当たりがあると思います。
今となっては特にビビる事もないですが、ブチルテープが甘かったかな?と思いながら本体右側を見ていると水漏れらしき現象は確認できませんでした。
なんだろうと下からいろいろ覗いていると頭の上に水が垂れてきました。
ふと上を見てみると、まさかの左側からの水漏れでした。↓
見て分かる通り、右側からの水漏れと全く同じ現象に見えます。
なので右側と同じようにブチルテープを貼って組み立て直すと綺麗に水漏れが止まりました。↓
今回左側からの水漏れは初めてだったのでこういうケースもあるんだなと思いました。
エアコンクリーニング自体は問題なく終わり、シロッコファンの埃も取れて風速も倍以上上がっていて部屋も十分に冷えていました。
エアコンオーバーホールはオフィスKにお任せ下さい。
オフィスK 098-989-1213
過去にパート1もブログに書いていますが、そちらはあくまでも専用部品がない時の応急処置でした。
今回はPanaspnicから直接、本体右側からの水漏れ対応部品を購入してきたので、実際に修理の流れを写真付きでお伝えしたいと思います。
時間的に余裕のある方はこちらのパート2で対応して下さい。時間に余裕のない方はパート1を参考にしてもらった方がいいかなと思います。
まず、今回問題になっているのがPanasonic製家庭用エアコン『Fシリーズ』の本体右側からの水漏れです。
↓の写真が実際にパナソニックからとりよせた対応部品です。
メーカーの言い分だと年式は2011年~2014年とあります。
ちなみにこちらの部品は2.2kw~4.0kwまでの機種。
それより上の機種はもう一回り大きな部品になっていますので注文のさいはお気をつけ下さい。
今このブログに辿り着いたみなさんの全ての情報がここにあると思っていいと思います。
なぜなら去年の夏、このパナソニックのFシリーズの2011年~2014年製のエアコンを100台ぐらい洗って、20台近くこの本体右側からの水漏れに悩まされたからです。
おかげさまで今ではこの部品がなくてもこの水漏れなら問題なく止められます。
まず化粧パネル、フィルター、ルーバー、などを外し全面をむき出しにします。↓
次に、ドレンパンをぶら下げる必要があるので、ドレンパンについているルーバーモーターを外します。この時、ぶら下げていたら引っ掛けたりするのが心配なら基板にあるコネクターから外して離れたところに置いておいてもいいと思います。↓
ドレンパンを外すのはここ(本体左下の角)のツメを手前に引けば簡単に外れます。
もう一箇所右側にも同じようなツメがあるので手前に引けばドレンパンが簡単に外れます。
両方のツメを外すとこんなかんじにぶらんとなりますが、まだドレンパンとドレンホースがつながっているのでドレンパンが落ちてくることはありません。
ここまで分解していくと、問題の箇所が見えてきます。この赤丸ですね↓
この赤丸の部分とドレンパンの接続部分がうまくないみたいで本体の右側からだけ水が垂れてくるようです。
ここの水気を取ります。僕はブロワーで水気を吹き飛ばします。本当はエアコンクリーニングをして綺麗にしたあとの方が気持ちよくできるんですが、今回は水漏れ対応の依頼だけでしたので、最低限の汚れだけを拭き取りました。
ここから例の水漏れ対応部品の出番です。
接着剤はセメダインを使用と書かれていますが、僕はエアコン取り付け工事の時に使っている塩ビパイプ用の接着剤を使用しています。特に理由はありません。
↑これが実際に水漏れ対応部品を装着したところの写真です。なんとなく見えますでしょうか?
原理としては上から落ちてくるドレンをドレンパンとの接続部分に当てずにこの部品でちょっとだけ前と下に延ばして隙間に水が行かないようにしているようです。
この原理が分かれば、この部品がなくても応急処置で対応する事は十分可能です。
その場合は元のブログを参考にしてみて下さい。
後は元通りに組み立てて試運転して終わりですが、僕はエアコンが作動して熱交換器が結露するまで待てないので、部品を装着したあたりに集中的に水を流してみます。
そこで水漏れがとまっているようであれば修理は成功といえるでしょう。
急な水漏れで戸惑うこともあると思いますが、何かの参考になれば幸いです。
Panasonic製のルームエアコン の一部製品で、本体右側からの水漏れが確認されています。
これまではなんともなかったのに、エアコンクリーニングをした後から水漏れが発生しました。
エアコンクリーニング業者さん焦りますよね。
ドレンの詰まりならほとんどの場合外のドレンホースを吸いだせば汚れが取れて解消する事が多いですが、この水漏れは原因が分かりません。
急に漏れて来るんです!だから厄介なんです。
漏れてくるというよりは垂れてくるという表現の方が適切でしょうか。
多く垂れてくる時もあれば少ししか垂れてこない時もあるし、本当に気まぐれな水漏れです。
ただ、僕らエアコン屋にはそんな気まぐれ通用しませんよね。クリーニング直後に漏れてきたとなればお客様は僕らのせいだと考えるのが普通ですし、僕でもそう考えると思います。
僕も最初の頃はかなり焦りましたが、このPanasonic製のエアコンを今夏100台ぐらいクリーニングしてきた今では、5分で水漏れを止める事が出来るようになりました。
エアコンクリーニング業者の皆さん慌てないで下さい。貴方が悪いんじゃないんです!
このPanasonic製のエアコン、実はリコールが出ていて実際に対応パーツまであるんです。
(平成30年5月4追記 メーカーで数百円で購入できるそうです。リコール品なのに修理業者の負担というのは謎ですが。。。)
↓こちらも参考にしてみて下さい(平成30年7月1日追記)
決定版!Panasonic家庭用エアコン本体右側からの水漏れ~パート2
対応パーツを用意しているという事は、メーカー側も把握しているという事ですよね。ただ、これだけ世に出回っている機械一個ずつ対応するのが難しいから申告してきた人にだけ対応しているという事でしょうか。
某ガスメーカーみたいにCMなんかでやってくれればいいのになとは思いますよね。
水漏れの場所ですが、ドレンパンのプラスチック部と本体のプラスチック部の接続部分に問題があるようで、上から流れてきたドレンがそのまま下のドレンパンに流れていけば問題ないのですが、その一部がどうやら接続部の隙間をつたって外に漏れてきているようです。
なのでドレンホースが外れていたりドレンが詰まっている水漏れのようにジャージャー漏れてくるわけではありません。
そうは言っても、実際の真夏の現場で部品が届くまでの2、3日間エアコンを止めておく事なんてできませんよね。
そこで僕は即席の対処法としてブチルテープを1cm×2cmぐらいにカットして、接続部に貼り付けて上から流れて来るドレンを直接ドレンパンに誘導する方法をとっています。
(※2018年8月1日 ↑真下から見た問題の箇所)
(※2018年8月1日追記 ↑ブチルテープはこれぐらいの大きさにカット)
(※2018年8月1日追記 ↑問題の箇所にブチルテープを実際に貼りました)
(※2018年8月1日追記 ↑ブチルテープを貼ってドレンパンを戻したところ)
後ろ側があんまり長いとファンに当たって音が出ますので気をつけて下さい。
ブチルテープ以外でもできなくはないと思いますが、なるべくはがれないテープじゃないとドレンパンに流れて詰まってしまっては意味がありませんからね。
ブチルテープは一度貼ったらはがさない事を前提に作られているので、粘着力が抜群です。
ブチルテープって何?って方もいらっしゃると思いますので説明します。
単純に説明すると防水・防湿・高接着性・耐候性に優れたテープで防さび効果に優れていて、防水工事などに広く使用されているようです。
僕は空調部材屋さんで購入していますが、ホームセンターなんかでも売っているみたいですよ。
こちらが僕が使っているブチルテープです↑
是非試してみて下さい。
メーカー側はこのリコール対象モデルを数年間のモデルに限定しているようですが、実際の現場ではもうちょっと年式に幅があるように感じます。
エアコンなんてどれも似たような作りに見えますが、ほんの数ミリ何かが違うだけでエアコンクリーニング業者を悩ませる事になるんですから怖いですよね。
日々違う機種のエアコンクリーニングですが、今ではこのPanasonic製のエアコンに愛着すらわいています。
不思議ですよね、水漏れが続いた時はこのエアコンに当たるのが怖かったんですけどね。
数をこなせば経験値がなんとかしてくれる事を信じて頑張りたいと思います。